環境と家計に配慮した最先端のトイレ
電気代の値上がりや環境保全の意識の高まりもあり、節水節電に優れたトイレが注目されています。
家庭で一番水を使用するのはトイレです。となると水道料金が気になるところですが、近頃のトイレは技術が進み、少ない水、低い水圧でも問題なく流せる製品が登場しています。
また、節電の面でも同じく技術が進んでおり、近年では機能面と省エネを両立させた優れた製品が多数発売されています。待機電力を大幅カットなどお財布にも環境にも優しい製品となっています。
節水、節電ともに約30年前と比較すると、光熱費の差が年間1万円以上となっているケースもあり、大幅な費用や環境負荷の削減を見込めます。特に古いトイレをお使いの場合は、リフォームを行うと大きい効果を期待できます。
近年のトイレは昔のものと比較すると、3分の1程度の水で使用することが可能です。また、掃除をしやすいというメリットもあります。少ない水で効率良く流せるよう、汚れがつきにくい凹凸の少ない形状や材質などよく考えられています。
また、便座に座ったときに温める機能やフタと便座に断熱材を採用し熱が逃げにくい構造など、余計な電力を低減する省エネ性能と快適さを兼ね備えています。
トイレの使用年数は平均で10年程度と言われています。古くなってきたのでそろそろ…でもどのトイレが良いのか、どう選んだら良いのかよくわからない…とトイレについてお悩みの方も多いかと思います。
そこで今回は「TOTO ネオレスト」と「LIXIL サティス」を節電、節水の観点からわかりやすく紹介いたします。
ネオレストとサティスの比較
比較項目 | ネオレスト | サティス |
---|---|---|
節水効果 | 大13L(1990年代)→大3.8L、小3.0L | 大13L(1990年代)→大5L、小3.8L |
節電効果 | 年6,900円(1997~2009年)→2,200円 | 年9,580円(1990年代)→3,080円 |
工事費用の目安 | 23~33万円 | 25~33万円 |
工事にかかる期間 | 数日間程度 | 数日間程度 |
特徴 / TOTO ネオレスト
節水
30年以上前は13Lまたは、8.0L使用していた洗浄水量が、大は3.8L小は3.0Lと大幅に節水となった。
約13L使用していた時に比べ、年間で約15,100円また、約8.0Lに比べ約5,100円お得。
・低水圧でもしっかり洗浄する技術
ハイブリッドエコロジーシステムで少ない水量でもパワフルな洗浄を実現。
ハイブリッドエコロジーシステム
タンク式と水道直圧式の良いところどりの技術。少量の水、低水圧でも優れた洗浄力を持つ。マンションや戸建ての2F以上にも適している。
節電
待機時の保温電力を抑えることで電気量を大幅に節約、年間の電気代が従来6,900円に対し、2,200円と4,700円お得に。
「瞬間暖房便座」
使う時だけ温め、無駄な電力をを低減
「ダブル保温便座」
便座とフタのダブル構造で放熱をおさえる
スーパーおまかせ節電
トイレが使用頻度を学習し、使用しない時間帯は自動でヒーターをOFFに。さらなる節電効果を期待できる。
特徴 / LIXIL サティス
節水
30年以上前は大13Lを使用していた排水洗浄量が、ECO5の場合は大5.0Lになり(69%減)約13,800円の節約に、またECO6の場合は大6.0Lになり(60%減)約12,000円の節約になった。
節電
多機能ながらも電気代節約
ワンタッチ節電、スーパー節電、
省エネ温水シャワーで節電
サティスGタイプの場合68%の省エネ効果。
従来品に対し、年間約6,500円の節約になる。
3つの節電・省エネ機能
【ワンタッチ節電】
スイッチ操作で一定時間(8時間)ヒーターをオフにする。
【スーパー節電】
使わないときは自動的に便座を暖める温度を下げる。
【省エネ温水シャワー】
お湯を使うときだけ温める、連続出湯タイプ。
保温による電気代はかからない。