【2024年最新版】初めての食洗機、どうやって選べばいいの?後悔しない選び方を紹介! | お風呂・キッチンリフォームのお見積り相談 | 埼玉県川越市の川木建設 |(セレクトリフォーム)

コラム

はじめに

新築やキッチンリフォームのタイミングで初めて食洗機を購入しようと考える人が増えています。便利でおしゃれな食洗機。でも何を基準に選んだらいいの?とお悩みではありませんか?
食洗機選びは見た目や周囲の評判だけで選んでしまうと後悔してしまうこともあります。食洗機選びでは自分に合った性能をしっかりと見極めることが大切です。

今回は初めて食洗機を購入する人に向けて、食洗機の選び方について解説していきます。食洗機のメリットや種類など基本的なことからわかりやすく順を追ってまとめました。
この記事を読めば、初めて食洗機を購入する人でも、食洗機のどのような機能に着目して選んでいけばよいかが分かるようになります。
これから食洗機を購入したいとお考えの人は参考にしてください。

1)食洗機が家にあったら?3つのメリット

家に食洗機があったら、どんなメリットがあるのでしょうか。食洗機はただ食器を洗うだけではありません。代表的な3つのメリットをご紹介します。

1-1)自由な時間が増える

食洗機を導入すると、食器洗いをする時間を短縮することができます。毎日の食事後にお腹いっぱいの中、たくさんの食器を洗うのは大変です。食洗機は食器洗いから乾燥までを自動で行ってくれます。家事のストレスと時間が減り、空いた時間を趣味やリラックスタイムなど他のことに充てることもできます。

1-2)手荒れのリスクが減る

食洗機があると、手で食器を洗う時間が減るので手荒れのリスクを軽減することができます。
手荒れは繰り返す洗剤や水の刺激、お湯で洗うことによる皮膚の乾燥などで発生しやすくなります。特に冬場の乾燥した季節に、食器洗いによる手荒れは多くの人の悩みの種です。
食洗機を使い、手が水や洗剤の刺激を受ける機会が減ることで、手荒れのリスクを減らすことができます。

1-3)除菌効果で衛生的

食洗機は洗うだけではなく除菌など衛生的な効果も発揮します。食洗機は高温で洗浄するため、食器に付着した雑菌や細菌を効果的に除去します。
食器を洗浄するのに、衛生管理は欠かせません。食器は食材を乗せる器なので、各メーカー衛生的に使えることを大前提として開発しています。食器洗浄後に安心して使用できるだけでなく、家庭内の衛生状態も改善されるようさまざまな工夫がされています。
食洗機の購入は家事の軽減開けではなく、家族の健康を守る衛生管理の面からも効果があります。

2)食洗機の種類

食洗機にはさまざまな種類があります。初めて食洗機を購入する人は何を基準に選んでよいのかわからないと思います。まずはどのような種類があるのか、特徴と違いについて確認しておきましょう。

2-1)据え置き型とビルトイン型

食洗機の形状で、もっとも基本的な種類の違いとして、「据え置き型」と「ビルトイン型」に分けることができます。この2つの違いはキッチンの外に置くか、中に入れるかという違いです。

①据え置き型食洗機

据え置き型食洗機は、箱形で独立した機械で、給排水と電源があればどこにでも置くことができます。

特徴

・キッチンの大きさや形状に関係なく、置き場所さえあればどこにでも設置できる
・外付けのため、現状のキッチンに新たな置き場所の確保が必要
・外に出ているため、視覚的にも生活感が出やすく、空間的にも圧迫感が出やすい
・特別な設置工事が不要
・ビルトイン型より安価

②ビルトイン型食洗機

ビルトイン型食洗機は、キッチンと一体型で、引き出しのように天板の下に組み込まれているタイプの食洗機です。

特徴

・食洗機がキッチン内部にあるため外から見えない
・給排水ホースや電源コードなどが見えない
・取り付けには特別な工事が必要
・据え置き型より高価
・キッチンのサイズや形状との相性がある

③選び方ワンポイント

据え置き型か、ビルトイン型。どちらを選んだらいいのか迷ったら、まずは設置する場所を確保できるかどうか確認しましょう。
据え置き型はキッチン一般的な家庭のキッチンにはかなり大きな設備となります。給排水が可能で安定した置き場が必要です。
ビルトイン型は既存のキッチンにも取り付け可能ですが、大きさの制限があります。
それぞれ、設置後でもキッチン全体の見た目や使い勝手が悪くならないようにしましょう。

2-2)スライドオープン式とフロントオープン式

人気の高いビルトイン型食洗機ですが、その中でも「スライドオープン式」と「フロントオープン式」があります。これはどのような形で食器が入るようになっているのかという違いです。これはビルトイン型食洗機の中でも好みが大きく分かれるところです。その特徴についてよく確認しておきましょう。

①スライドオープン式

スライドオープン式は引き出しを開けると食洗機の食器台が一緒にスライドしてくるタイプのビルトイン食洗器です。例えると、キッチン下にある他の引き出しと同じ構造です。

特徴

・食器の出し入れがしやすい
・引き出しに使用する分、内径が狭くなる
・日本製品も多く、種類が豊富

②フロントオープン式

スライドオープン式は引き出しを開けると食洗機の食器台が一緒にスライドしてくるタイプのビルトイン食洗器です。例えると、キッチン下にある他の引き出しと同じ構造です。

特徴

・食器の出し入れがしやすい
・引き出しに使用する分、内径が狭くなる
・日本製品も多く、種類が豊富

③選び方ワンポイント

スライドオープン式かフロントオープン式か迷ったら、どのくらいの容量が必要かを基準にしてみましょう。フロントオープン式の方が容量は大きい特徴があります。ただし容量はご家庭の必要性によるので、不要な大きさは無駄になることもあります。
使い勝手の良さの好みとして、スライドオープン式とフロントオープン式では食器の入れ方が大きく違います。自分に合っている方を選びましょう。

2-3)深型と浅型

ビルトイン食洗器のスライドオープン式では庫内の大きさに「浅型(ミドルタイプ)」と「深型(ディープタイプ)」という種類があります。この2つの違いは庫内の大きさ(容量)の違いになります。それぞれの特徴の違いについて確認しておきましょう。

①浅型(ミドルタイプ)

ビルトイン食洗器のスライド式の中で標準とされるサイズです。形状が深型に比べて小さく浅いので「浅型」と呼ばれています。

特徴

・食器容量が小さい
・大きな食器や調理器具は入りにくい
・少量ずつ洗う家庭に向いている
・小さなスペースでも設置できる

②深型(ディープタイプ)

ビルトイン食洗器のスライド式の中で標準より大きいサイズです。容量が標準より大きく、深さがあることから「深型」と呼ばれています。

特徴

・容量が大きい
・大きな食器や調理器具を入れやすい
・たくさんの食器を一度に洗える
・設置には大きなスペースが必要

③選び方ワンポイント

食洗機の容量は大きければ良いというものでもありません。少人数の家族や洗い物が少ない家庭で大容量の食洗機をつかっても 水道代と電気代が無駄になってしまいます。食洗機の容量を考えるときは日常的に使う量に合った大きさを選ぶことが大切です。

3)食洗機の選び方

食洗機にどのような種類があるのかを確認したところで、ここからは具体的な食洗機の選び方について解説していきます。食洗機を選ぶとき、どんなことに気を付ければ良いのかということをまとめましたので確認していきましょう。

3-1) 食洗機のサイズと容量、形状の見方

実際に食洗機を選ぶ際、まずサイズや形状について確認しましょう。サイズや形状は食洗機を買って後悔しないために重要なことです。

食洗機のサイズに関しては、設置できるかどうかという点で最も重要なポイントです。まずは自宅のキッチンに設置可能なサイズがどのくらいなのかを把握することが大切です。お気に入りの食洗機を見つけても結局キッチンに入らないことがあります。

食洗機の容量は「〇〇ℓ」と体積でかかれていることもありますが、「食器〇〇点分」と、一般家庭で使われる食器の具体的な数で表現している場合があります。容量の大きさは家庭でどのくらいの人数、食器の数を使うかによって異なります。また、フライパンなどの調理器具を洗うかどうかについてもサイズをよく確認する必要があります。

ある程度の食器の容量を決めたら、食洗機の中がどのような形状をしているのかを確認しましょう。食洗機の中は、使い勝手の良し悪しに関わります
食器の入れ方はスライドオープン式、フロントオープン式の違いだけではありません。各メーカー、様々な工夫を取り入れ、個性的な特徴があります。キッチンの状態や作業動線も考慮して、使いやすい容量と形状を選びましょう。

3-2) 食洗機の基本性能を確認

食洗機の大きさや形状が分かったら、次は食洗機の容量以外の基本情報について確認しておきましょう。食洗機の性能で確認しておくべきポイントは次の項目です。

確認しておくべき基本性能

・音
・洗浄力
・洗剤
・乾燥方法
・お手入れ方法

①音

多くのご家庭ではリビングと同じ空間にキッチンがあります。食後、みんながくつろいでいるときや夜遅くに食洗機の音が大きいとテレビの音が聞こえなかったり、近所迷惑になったりしてしまいます。毎日何度も使うものなので、音の静かさは重要なポイントです。

②洗浄力

洗いが弱い食洗機では意味がありません。しっかり汚れを落として衛生的であることが大切です。食洗機では水圧、温度、食器の配置などから洗浄力が異なります。洗いムラが起きないように食器台の形状やどのように洗浄するかという機能をよく確認しておきましょう。

③洗剤

食洗機では基本的に食洗機用の洗剤を使用します。一般の食器洗剤では性質が異なる点があり、故障の原因になるので使いません。食洗機のメーカーや種類によっては専用の洗剤を使用する場合もあります。どのような洗剤が使用可能なのかを確認しておきましょう。

④乾燥方法

食洗機の中には食器乾燥機能がついていないものもあるのでよく確認しましょう。また、食器乾燥にもヒーターを使った乾燥方法と揮発性の高い洗剤を使用した乾燥方法があります。ヒーターは電気代がかかり、専用洗剤は入手方法や価格の違いがあります。どのような方法で乾燥させるのかは必ず確認しておきましょう。

⑤お手入れ

食洗機は食器を洗う機械なので衛生管理は重要です。食洗機は閉じていれば密閉され、水分と温度、食べ物のゴミなどで雑菌が繁殖しやすい環境なので、必ずお手入れが必要です。
除菌や抗菌、ゴミの除去方法、殺菌や滅菌の機能など、庫内を衛生的に保つメンテナンス方法と機能についてもよく確認しておきましょう。

3-3) 食洗機のランニングコスト

食洗機を選ぶ際には、水道代や電気代、洗剤代などのランニングコストも考慮することが大切です。各メーカーによって節水、省エネ、使う洗剤の違いなどがあります。

食洗機のランニングコスト

・水道代
・電気代
・洗剤代

①水道代

食洗機の多くは一度の洗浄では貯めたお湯を繰り返し噴出することで洗浄をおこない、最後にすすぎを行います。節水の機能は各メーカーや機種によってさまざまな工夫がされています。大きな容量を選べば基本的に一度に使用する水の量は多くなります。

②電気代

食洗機では水を回す以外にも電気を使用します。基本的に温水で洗うので食洗機内のヒーターで水を適切な温度にすることに電気を使用します。乾燥がヒータータイプの場合はさらに電気を使用します。

③洗剤代

市販の安い食洗機用洗剤が使用可能なのか、専用洗剤が必要なのかという点で、洗剤代に違いが出てきます。専用洗剤を使用する場合、リンスを使用して食器を乾かす機種はヒーターの電気代はかかりませんが、洗剤代が高くなります。

3-4) 将来的な交換も考えておく

食洗機は機械なのでいつか必ず壊れます。機械の寿命や交換方法について考えておくことは将来的に寿命が来たとき、困らないために大切なことです。

食洗機の維持管理に大切なこと

・寿命(保証期間)
・交換方法

①寿命と保証期間

食洗機も電化製品なので一般的な寿命は10年程度と考えておきましょう。メーカーの保証では1~3年で、延長保証を付けて5年程度が一般的です。もちろん10年以上壊れないケースもたくさんありますが、いつかは壊れて交換が必要になることは考慮しておきましょう。

②交換方法

ビルトイン食洗機を選ぶ際に、種類や機種の交換方法についても確認しておくと、将来的にどのように交換するかの見通しが立ちます。特殊な機種や形状の場合は交換の際に特殊な工事が必要であったり、交換が難しかったりという場合もあります。ビルトイン食洗器を購入する際は壊れて交換する際のことも確認しておきましょう。

4)食洗機で後悔しないための注意点

食洗機はとても便利で生活を豊かにしてくれる家電ですが、勘違いなどで「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように確認しておきましょう。

4-1)予洗いの必要性

食洗機は自動で食器を洗ってくれますが、どんな汚れも食洗機に入れれば完璧にきれいになるわけではありません。基本的にはさっと大きな汚れを落とす程度の「予洗い」が必要です。
大きな残渣物や庫内の循環を止めてしまうような残渣物の除去、カピカピに固まった食べ物などはある程度の洗浄をしてから食洗機に入れます。
手での食器洗いが全くなくなるわけではないことは理解しておきましょう。

4-2)洗えないものを確認

食洗機は洗えないものもあります。高温の温水で洗うものや乾燥にヒーターを使用する場合、熱に弱いものなどは変形してしまう可能性があるので注意が必要です。
多くの場合、取扱説明書などに洗えないものが表示してあります。また食器や調理器具にも「乾燥機不可」などの記載があります。想定しているものが洗えない可能性もあるので購入前に使用できないものに関して調べておきましょう

4-3)庫内のゴミは自分で捨てる

お手入れに関しても解説しましたが、食べカスなど食器洗いの際に出たごみは自分で取り除かなくてはなりません。多くの場合ゴミ受けなどがあるのでそこからごみを取り除きます。放置すると異臭の原因や雑菌の繁殖によって不衛生になります。
ゴミの捨て方にもさまざまのタイプがあります。生ごみを捨てるのは苦手という人もいるので気になる人は捨て方についても確認しておきましょう。

5)まとめ

食洗機は容量が大きければ良いというものではありません。使い勝手の良し悪しはもちろんのこと、ランニングコストや買い替えのときのことまで、ご家庭の状況や自分に合った食洗機を選ぶことが大切です。

食洗機の選び方・まとめ

・食洗機の種類の違いを知る
・自分の家に設置可能か調べる
・自分の家に必要な容量にあわせる
・各メーカーの基本機能を比較する
・光熱費や維持費用を確認する
・壊れたときの交換方法を確認する
・使い方に誤解がないか確認する

上記の手順で検討し、自分に合う食洗機に出会えるよう今回ご紹介した記事の内容を参考にしてください。良い食洗機と出会えますように。