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コラム

家族みんなが笑顔で過ごせる住まいづくり

「最近、少しの段差でつまずくようになった」「夜中のトイレが少し怖い」
そんな声を耳にすることが増えてきました。
年齢を重ねると、ちょっとした段差や浴室の滑りやすさが、思いがけない事故につながることがあります。
とはいえ、今の住まいには長年の思い出がたくさん。
「できるだけ引っ越しはしたくない」「住み慣れた家で安心して暮らしたい」――
そんな方におすすめなのが「バリアフリーリフォーム」です。
家の中の危険を減らし、家族みんなが快適に過ごせるようにすることで、
毎日の生活がぐっと楽に、そして安全になります。

1)高齢者の家庭内事故は「家の中」で起きています

意外に知られていませんが、高齢者の事故の約8割は「自宅の中」で起こっています。
階段の上り下りや浴室・トイレなど、毎日使う場所こそ危険が潜んでいます。
たとえば、

  • 転倒による骨折
  • 浴室でのヒートショック
  • 段差でのつまずき

などは、誰にでも起こりうる身近なリスクです。
特に、要介護状態になるきっかけの半数近くが「転倒や骨折」といわれています。
つまり、家の環境を整えることで、将来の介護リスクを減らすことができるのです。

2)バリアフリーリフォームとは? 目的と基本の考え方

バリアフリーとは、英語で「Barrier(障壁)」と「Free(取り除く)」を組み合わせた言葉。
つまり、「生活の障害となるものを取り除く」という考え方です。
バリアフリーリフォームでは、主に次のような工事を行います。

  • 段差の解消
  • 手すりの設置
  • 扉を引き戸に変更
  • 滑りにくい床材への変更
  • 廊下や出入口の拡張
  • 浴室やトイレの使いやすさ改善

これらは単に「介護のため」だけでなく、家族全員の暮らしを快適にするリフォームでもあります。
小さなお子さんがいる家庭や、将来の自分たちの生活を見据えた住まいづくりとしても注目されています。

3)段差の解消で、つまずきゼロの安心な住まいに

家の中で最も多い事故の原因が「段差」です。
たとえば玄関や廊下、浴室、トイレなどに数センチの段差があるだけで、
足が上がりにくくなった高齢者にとっては大きな障害となります。
段差を解消するリフォームにはいくつかの方法があります。

  • 床をフラットにそろえる
  • スロープを設ける
  • 玄関に式台を設置する

バリアフリーリフォームの基本は、「つまずくリスクを減らす」こと。
たった数センチの差をなくすだけで、家の安全性は大きく変わります。

4)手すりの設置で移動や立ち座りをサポート

階段やトイレ、浴室などには「手すりの設置」が有効です。
手すりがあることで、転倒のリスクを大幅に減らすことができます。
たとえば、

  • 階段の上下に両側手すりを設置
  • 廊下に連続した手すりを設けて移動を補助
  • トイレや浴室では立ち座りのサポートバーを設置

これらは介護を受ける人だけでなく、介助する側にとっても大きな助けになります。
さらに最近はデザイン性の高い手すりも多く、インテリアの雰囲気を損なわずに取り付けが可能です。

5)扉を「引き戸」にするだけで、驚くほど暮らしやすく

意外と見落としがちなのが「扉の開閉」。
ドアを押したり引いたりする動作は、腕力や体のバランスを必要とします。
バリアフリーリフォームでは、開き戸を引き戸に変えることで動作をスムーズにし、
車いすや歩行器を使う方でも安全に出入りできるようになります。
特にトイレや浴室など、狭い空間では引き戸への変更が効果的です。
開閉の際にスペースを取らないため、介助もしやすくなります。

6)水まわりのバリアフリーリフォームで「毎日が快適」に

家の中でもっとも事故が多い場所が「浴室」と「トイレ」です。
床が滑りやすく、段差が多い水まわりは注意が必要です。

浴室リフォームのポイント

  • 出入り口の段差をなくす
  • 滑りにくい床材を使用
  • 手すりの設置
  • 浴槽の高さを低くする
  • 断熱性の高い浴室にしてヒートショックを防ぐ

トイレリフォームのポイント

  • 出入り口を引き戸にする
  • 広めのスペースで介助しやすく
  • 立ち座りが楽になる便器の高さ調整
  • 手すりやカウンターを設置

これらの工夫により、介護が必要になっても安心して使える空間になります。

7)バリアフリーリフォームのメリット

バリアフリーリフォームの目的は「安全性の向上」だけではありません。
日常のストレスを減らし、快適な暮らしを実現することにもつながります。

主なメリット

  1. 家の中での事故を防ぐことができる
  2. 高齢者だけでなく家族全員が安心して暮らせる
  3. 介護の負担を軽減できる
  4. 将来の介護対応にも柔軟に対応できる
  5. 家の価値を高め、長く住み続けられる

一度リフォームしておくことで、「もしも」のときも安心。
将来、介護が必要になった場合にも慌てずに対応できます。

8)費用の目安と補助金の活用

バリアフリーリフォームの費用は、工事内容によって異なりますが、
比較的少額でできるケースも多いです。

さらに、要介護認定を受けている方であれば、
**介護保険による住宅改修費の補助(最大20万円まで)**を利用できます。
また、市町村独自の補助制度を設けている自治体も多いので、事前の確認がおすすめです。

9)まとめ:家族の安心を支える、思いやりのリフォームを

バリアフリーリフォームは、「高齢者のため」だけの工事ではありません。
家族みんなが安心して快適に暮らすための“思いやりのリフォーム”です。
段差をなくし、手すりをつける。
それだけで日々の動作がぐっと楽になり、「転ばない安心」「動ける喜び」が生まれます。
また、将来を見据えたリフォームは、介護のしやすさにも直結します。
早めに対策しておくことで、家族の負担を減らし、笑顔で過ごせる時間を増やすことができます。
住み慣れた家を、これからも「安全で快適な家」に。
それが、バリアフリーリフォームの最大の目的です。

【まとめポイント】

  • バリアフリーリフォームは、将来の安心と家族の快適を守る投資
  • 段差・手すり・引き戸・水まわりの改善が基本
  • 介護保険や自治体の補助金を上手に活用
  • 家族みんなが笑顔で暮らせる住まいづくりを