
はじめに
キッチンリフォームやガスコンロの買い替えの際、次のコンロをどうやって選べばよいかお悩みではありませんか?
コンロの使い勝手で問題になるのは、料理中や片付けの手間でキッチンに拘束される時間が長くなることです。毎日の積み重ねが家事負担につながります。
コンロは「頑張って使う道具」から「任せられる設備」へと変わってきています。リンナイのビルトインコンロ デリシアは料理のしやすさだけではなく、洗いやすさ、汚れにくさなど毎日の快適さを追求したコンロです。
この記事ではデリシアの機能や使い勝手についてまとめています。
この記事を読めばデリシアの特徴が分かるだけではなく、ビルトインコンロの選び方や注意点もわかるようになります。他社ハイグレード機との違いも含めて、日常の使い勝手を分かりやすく解説します。これからビルトインコンロをご検討の方は是非参考にしてみてください。
1)ビルトインコンロの選び方
1-1)据え置きコンロとビルトインコンロ
1-2)リンナイ「デリシア」の位置づけとは
1-3)コンロで生活はどう変わるのか?
2)デリシアの快適性① 汚れにくさと掃除のしやすさ
2-1)天板はイージークリーン構造
2-2)グリルは専用器具で油が飛ばない
2-3)スモークオフ機能で臭いと煙が出ない
3)デリシアの快適性② 調理が簡単になる仕組み
3-1)「+Rレシピ」のアプリ連動調理
3-2) ココットプレートで焼き物が簡単
3-3)ザ・ココットでオーブン料理も手軽に
3-4) 温度設定機能で揚げ物も安定
3-5) タイマーと炊飯機能で調理を任せられる
3-6)リベイク機能で温め直しもおいしく
4)デリシアの快適性③ 時短になる理由
4-1)オート機能でほったらかし調理
4-2)汚れない設計で掃除時間短縮
4-3)多機能で様々な場面に対応
5)デリシアの快適性④ 家庭にやさしい安全設計
5-1)ロック機能で誤操作防止
5-2)鍋なし消火機能
5-3)地震で自動消火
6)他社のハイグレードコンロと比較
6-1)パロマのビルトインコンロの特徴
6-2)ノーリツのビルトインコンロの特徴
6-3)デリシアとの比較
7)仕様とカスタマイズ
7-1)電源タイプと乾電池タイプ
7-2)天板の素材と色
7-3)五徳
8)デリシアを選ぶときの注意点
8-1)サイズを確認
8-2)ガラストップは強いが衝撃には注意
8-3)ガス種と設置環境を確認する
9)まとめ
1)ビルトインコンロの選び方
コンロは毎日使う設備だからこそ価格や見た目だけで選ぶと後悔しやすいものです。
まずはビルトインコンロの基本と、コンロを替えることで生活がどう変わるのかを確認しておきましょう。
1-1)据え置きコンロとビルトインコンロ
キッチンコンロは長く快適に使いたいならビルトインコンロのほうがおすすめです。
ビルトインコンロは構造そのものが掃除や安全性など、利便性に適しています。
据え置きコンロは本体をキッチン台の上に置くタイプです。設置が簡単で価格も比較的抑えられますが、コンロと壁・天板の隙間に油や食材カスが入り込みやすいという弱点があります。据え置き型コンロは機能性が高い商品が少ないという特徴があります。
ビルトインコンロはキッチンと一体化しているため、隙間が少なく、拭き掃除中心で清潔を保てます。さらに、安全機能や自動調理機能が充実しているのも特徴です。
比較すると次のような違いがあります。

1-2)リンナイ「デリシア」の位置づけとは
一口にビルトインガスコンロと言っても、メーカーごとに様々なグレードの商品が用意されています。グレード名が決まっているわけではありませんが、次のような品質、価格帯の違う商品をグレードと呼んでいます。
ベーシック:シンプルな機能でお手頃価格
ミドルグレード:ベーシックより機能性やデザインなどが少し向上
ハイグレード:各メーカーの最新技術を搭載した材質や機能性も優れた商品
リンナイの中でもデリシアはハイグレードの最上位に位置し、快適性を重視したモデルです。
一般的な高級コンロは火力やデザインを強化する方向に進化していますが、デリシアは特に日常の手間を減らすことに重点を置いています。
デリシアの特徴
- 汚れにくい天板構造
- グリル庫内を汚しにくい専用器具
- アプリ連動による自動調理
- 見守り時間を減らすオート機能
デリシアは日常の手間を軽減しつつ、オート調理やオーブン料理など本格的な料理にも挑戦できる機能があります。
ビルトインコンロを検討する際は機能の方向性を確認することが大切です。
1-3)コンロで生活はどう変わるのか?
コンロを替えると変わるのは、料理の出来栄えよりも日常の過ごし方です。コンロは一日数十分、場合によってはそれ以上向き合う設備です。毎日の時間の質が変わることが、暮らし全体の快適さに直結します。
満足度に差が出るポイントは、大きく分けて三つあります。
- 調理中にどれだけ気を取られるか
- 使い終わったあとの片付けにどれだけ時間がかかるか
- コンロを使うこと自体が負担になっていないか
ビルトインコンロを選ぶときは機能の多さだけでなく、日々の流れがどう変わるかを想像することが大切です。毎日の積み重ねが家事の負担を軽くも重くもします。
コンロは調理器具であると同時に、生活の質を左右する設備です。

2) デリシアの快適性① 汚れにくさと掃除のしやすさ
ここからはデリシアの機能について解説していきます。
デリシアの快適性を語るうえで注目したいのが「汚れにくさ」です。
コンロの満足度は、使ったあとの掃除のしやすさで大きく変わります。ここでは天板構造、グリル設計、煙対策の3つの視点から掃除のしやすさを解説します。
2-1)天板はイージークリーン構造
デリシアは、汚れが付きにくく落としやすい構造にこだわっています。実は掃除のしやすさは素材だけでなく「熱の伝わり方」によって大きく変わるのをご存知でしょうか?
天板にはガラストップが採用されており、表面がなめらかで油汚れを拭き取りやすい仕様です。汚れが付きにくい材質に加えて、バーナー周辺の温度上昇を抑える設計により「焦げ付きが起きにくい」設計になっています。高温になりすぎないことで、油が炭化しにくく、天板への焦げ付き汚れを防いでくれます。
一般的なコンロのお掃除
- 吹きこぼれや油、汁跳ね汚れが焦げ付く
- ゴシゴシこする必要がある
イージークリーン構造
- 汚れが固まりにくい
- 軽く拭くだけで落ちやすい
毎日の拭き取りが短時間で済むことは、家事の積み重ねを考えると大きな差になります。コンロ周りの清潔を保ちやすいことは、キッチンを快適に使うには大切なポイントです。
2-2)グリルは専用器具で油が飛ばない
グリルを使わなくなる理由の多くは、庫内の汚れです。デリシアは専用調理器具を活用することで、油はねを抑え、掃除の負担を軽減しています。
代表的な専用器具は次の2つです。
- ココットプレート
- ザ・ココット(ダッチオーブン)
ココットプレートは、フタ付きの浅型プレートです。食材を並べてグリルに入れるだけで、焼き魚や肉料理を調理できます。フタがあることで油の飛び散りを抑え、庫内を汚しにくくします。使用後はプレートを洗うだけで済むため、掃除が簡単です。
ザ・ココットは、深さのある鍋型の調理器具です。ダッチオーブンとして使用することができます。
食材を入れてフタをし、グリルにセットするだけで加熱できます。ロースト料理や煮込み風のメニューにも対応でき、こちらもフタ構造により庫内への飛散を防ぎます。
従来のグリルは、網に直接食材を置くため、油が下に落ち、庫内に付着しやすい構造でした。デリシアは「汚れを落とす」のではなく、「汚れを出さない」設計に切り替えています。
グリルを気軽に使えるようになることは、快適性を高めるために大切な要素です。
2-3)スモークオフ機能で臭いと煙が出ない
魚焼きグリルの悩みとして多いのが、煙や匂いです。
デリシアはスモークオフ機能を搭載し、調理中に発生する煙や匂いを軽減する設計になっています。
グリル内で発生した煙や脂の成分を、約800℃の高温で後処理燃焼させる仕組みです。煙をそのまま排出するのではなく、焼き切ることで匂いを抑えます。その結果、キッチンやリビングに匂いが広がりにくくなります。
スモークオフ機能の特徴
- 部屋に匂いが残りにくい
- 煙が軽減されるため換気の負担が少ない
- 集合住宅でも使いやすい
スモークオフは「庫内の匂い移りを直接防ぐ機能」ではありません。庫内の匂い残りは、汚れの付着量に左右されます。
デリシアではココットプレートやザ・ココットを使用することで油の飛散を抑え、庫内が汚れにくい構造になっています。汚れが少なければ匂いの残留も抑えられます。
煙対策と汚れ対策の両方を組み合わせることで、グリルを日常的に使いやすい環境を整えています。
デリシアは汚れと匂いの両方に配慮し、使いやすさを高めています。

3) デリシアの快適性② 調理が簡単になる仕組み
デリシアは調理中に気を配る時間が減ることも大きな魅力です。火加減や加熱時間を任せられることで、料理は「作業」から「効率のよい家事」へ変わります。ここでは、調理を簡単にする仕組みを具体的に見ていきます。
3-1)「+Rレシピ」のアプリ連動調理
デリシアは専用アプリ「+Rレシピ」と連動し、レシピに応じて火力と加熱時間を自動設定します。料理名を選ぶだけで最適な加熱条件が反映されるため、感覚に頼る必要がありません。
+Rレシピ調理の流れ
- アプリでメニューを選択
- 食材をセット
- スタート
- 自動で火力と時間を調整
- 完成
料理経験に左右されにくく、安定した仕上がりを目指せます。忙しい日の夕食準備でも、段取りが組みやすくなります。
3-2) ココットプレートで焼き物が簡単
ココットプレートは、日常使いしやすい浅型プレートです。食材を並べてグリルに入れるだけで調理できます。
活用例
- 焼き魚
- ハンバーグ
- 鶏もも肉のグリル
- 野菜のロースト
フタ付き構造により食材のうまみを閉じ込めながら加熱できます。裏返す手間が少なく、火加減も自動制御されるため、失敗しにくい点が魅力です。
コンロを汚しにくく、フライパンも使わずに主菜が完成するため洗い物も減ります。忙しい平日の調理に向いています。
3-3)ザ・ココットでオーブン料理も手軽に
ザ・ココットは、深さのあるダッチオーブン型の調理器具です。グリルをオーブンのように使える点が特徴です。
アウトドアでも人気のあるダッチオーブン料理が自宅で楽しめます。
活用例
- ローストチキン
- ビーフシチュー風の煮込み
- 焼き芋
- パエリア
材料を入れてセットすれば、加熱はコンロに任せられます。直火とグリルの輻射熱を利用するため、外はこんがり、中はしっとりと仕上がります。
オーブン料理は手間がかかる印象がありますが、工程は意外とシンプルです。特別な日だけでなく、日常メニューにも取り入れやすくなります。
3-4) 温度設定機能で揚げ物も安定
揚げ物は温度管理が難しく、苦手意識を持つ方も少なくありません。温度設定機能を使えば、指定した温度を自動で保ってくれるので温度のムラも少なく、安心して調理できます。
適温が維持できるメリット
- 衣がカラッと仕上がる
- 焦げにくい
- 揚げ時間が安定する
- 揚げ物火災の防止
といった効果が期待できます。火力を細かく調整する必要がなくなるため、揚げ物へのハードルが下がります。
3-5) タイマーと炊飯機能で調理を任せられる
ビルトインコンロでは定番となっているタイマー機能ですが、デリシアでもしっかり搭載されています。タイマー機能は時間になると自動で消火するため、加熱のしすぎを防げます。
タイマー機能の活用例
- 炊飯
- 煮物の弱火加熱
- スープの温め
- 麺類用のお湯沸かし
- 下ごしらえの加熱
「そろそろ火を止めなければ」と気にし続ける時間が減ることは、料理の失敗を防ぐだけではなく、精神的な負担軽減にもつながります。調理中に別の家事を進められるなど効率化にも活躍する機能です。
特に炊飯機能は炊飯器よりおいしくお米が炊けるという意見が多く、人気の機能です。ガス炊飯は火力が強く、米の芯までしっかり熱が入ります。火加減や時間の調整が難しいのですが、炊飯モードを使えばすべて自動で調整してくれます。
炊飯モードの機能
- 自動加熱
- 吹きこぼれ防止制御
- 蒸らし管理
- 自動消火
白米だけでなく、炊き込みご飯などにも対応できます。炊飯器とは違う仕上がりを楽しみながら、手間も少ないのが魅力です。

3-6)リベイク機能で温め直しもおいしく
最近の家電などでは「リベイク機能」が人気を集めています。
リベイク機能は購入してきたパンや惣菜を焼きたてに近い状態へ戻すための機能です。単なる再加熱ではなく、出来立ての食感や香りの回復を目的としています。
電子レンジの温め
- パンがべたつく
- 揚げ物がしんなりする
- 表面が固くなる
リベイク
- 食パンは外側がカリッと
- クロワッサンはサクッと
- 揚げ物は衣が軽く
リベイク機能では、外側を適度に加熱しながら中の水分を保つように調整します。
日常での活用例
- 朝のトースト
- 前日のパンの温め直し
- スーパーの揚げ物
- 冷めたピザ
毎日の「ちょっとした温め直し」が美味しくなると、食事の満足度も上がります。特別な料理だけでなく普段の食卓を底上げする機能として役立ちます。

4) デリシアの快適性③ 時短になる理由
調理が簡単になることは、そのまま時短につながります。
デリシアの魅力は、料理時間そのものを極端に短くするというよりも、「キッチンに拘束される時間」を減らせる点にあります。ここでは、デリシアが時短につながる理由を整理します。
4-1)オート機能でほったらかし調理
デリシアは火加減や温度管理を自動で行うため、調理中に付ききりになる時間を減らすことができます。
通常の調理
- 焦げていないか確認する
- 火力を弱める
- 吹きこぼれを気にする
オート機能があれば、これらの確認回数が減ります。コンロの前に立ち続ける必要がないため、他の作業を進めることができます。
同時に進められる作業例
- 副菜の準備
- 洗い物
- 翌日の下ごしらえ
料理時間は同じでも拘束時間が短くなることは大きな違いです。日々の積み重ねを考えると、この差は無視できません。
4-2)汚れない設計で掃除時間短縮
後片付けや掃除の時間も家事の時短には欠かせないポイントです。
デリシアの汚れにくいポイント
- 専用器具で油跳ねを軽減
- イージークリーン構造で汚れにくい
デリシアはザ・ココットなどの専用器具を使うことでフライパンなどを使わず主菜が完成することができます。洗い物を減らし、汚れが飛び散りません。イージークリーン構造の効果で汚れも付きにくく、掃除もしやすいので、ゴシゴシこする時間も減らすことができます。
掃除や洗い物が楽になることは、時短の大切な要素です。
4-3)多機能で様々な場面に対応
デリシアは一台で対応できる調理の幅が広いことも時短できるポイントです。
時短調理の例
- グリルで主菜
- コンロで副菜
- 同時に炊飯
オーブン料理や焼き物もグリルで対応できるため、別の家電を使う必要がありません。機器を切り替える手間や予熱時間も減らせます。
工程が分散しないことで、キッチンの動きが整理されます。
結果として、調理全体の流れがスムーズになります。
5)デリシアの快適性④家庭にやさしい安全設計
コンロは毎日使う設備であると同時に火を扱う機器でもあります。便利さだけでなく安全性も大切な要素です。デリシアは家族構成や生活スタイルを問わず、安心して使える設計になっています。
5-1)ロック機能で誤操作防止
小さなお子さまや高齢のご家族がいるご家庭では誤操作への不安を感じることもあります。デリシアには操作ロック機能が搭載されており、ボタンやつまみの誤作動を防ぎます。
誤操作は子どものいたずらだけではありません。調理中に体や衣類が触れてしまい、意図せず火力が変わることはとても危険です。特にキッチンがコンパクトな場合や、複数の鍋を同時に使っている場面では、操作部に腕やエプロンが触れることも起こりやすくなります。
こんな誤操作を防止
- 子どものいたずら
- 調理中に体がぶつかってしまう誤操作
- 掃除中に誤ってボタンを押してしまう誤操作
日常の中で「うっかり」は避けきれません。操作を制限できる仕組みがあることは、安心して使い続けるために大切です。
5-2)鍋なし消火機能
デリシアは鍋の有無を感知し、安全に配慮した制御を行います。空焚きや誤点火を防ぐための仕組みが整っています。
鍋が置かれていない状態では点火しないだけでなく、火が付いた状態で鍋を持ち上げた場合にも安全制御が働きます。鍋をどかすと自動で弱火になり、その状態が一定時間(約1分程度)続くと自動で消火します。
想定される場面
- 調理後に鍋を外し、そのまま火を消し忘れる
- 吹きこぼれ対応で一時的に鍋を持ち上げる
- 誤って鍋を動かしてしまう
このような状況でも、強い火力のまま放置されることはありません。
鍋の有無を検知し、段階的に制御する仕組みは、日々の安心につながる大切な安全機能です。
5-3)地震で自動消火
日本では地震への備えも欠かせません。デリシアには震度4以上の揺れを感知すると自動で消火する機能が搭載されています。
自動消火の防災効果
- 調理中の火災リスクを軽減
- 避難時の二次被害を防ぐ
デリシアはタイマー機能や自動調理機能が充実しているため、調理中でもキッチンから一時的に離れる場面があります。副菜の準備や洗濯物の取り込みなど、別の作業をしている間に地震が起きる可能性もあります。
そのような状況でも揺れを感知すれば自動で消火されます。人がすぐに戻れない場合でも火が止まる設計は、大きな安心材料です。
便利な機能で「任せられる」からこそ、安全機能も同じレベルで整っていることが大切です。デリシアは快適性だけでなく、万が一への備えにも配慮しています。
6)他社のハイグレードコンロと比較
ハイグレードコンロを検討する際は1社だけで決めるのではなく、特徴の違いを整理することが大切です。
ここでは主要メーカーであるパロマ、ノーリツの同等グレードのビルトインコンロと比較しながら、デリシアの位置づけを確認します。
6-1)パロマのビルトインコンロの特徴
パロマは火力性能と焼き性能に定評のあるメーカーです。ハイグレードモデルでは、独自のバーナー構造や温度制御技術を強みとしています。
パロマの特徴
- 高火力バーナー設計
- 焼きムラを抑えるグリル性能
- シンプルで直感的な操作性
- 安全装置の充実
価格帯はハイグレードモデルでおおよそ20万円台後半〜30万円台が目安です(工事費別)。
パロマは「しっかり焼く」「火力で仕上げる」調理を重視する方に向いています。料理そのものの完成度を高めたい方に評価されやすい傾向があります。
6-2)ノーリツのビルトインコンロの特徴
ノーリツはバランス型のハイグレード機を展開しています。使いやすさと安定した性能に強みがあります。
ノーリツの特徴
- 温度制御の安定性
- 操作パネルの分かりやすさ
- グリルの自動調理機能
- 安全機能の充実
価格帯は20万円台中盤〜30万円台が中心です(工事費別)。
ノーリツは「扱いやすさ」「安定感」を重視する方に向いています。派手さよりも、堅実な使い勝手を求める方に合うメーカーです。
6-3)デリシアとの比較
デリシアはリンナイの中でも最上位に位置するため、ハイグレードコンロの中ではやや高めの価格帯になります。
デリシアの標準的な本体価格の目安:約25万円〜40万円前後
※機能やデザインの違い、付属品の有無、設置地域によって前後します。
※工事費は別途発生します。
快適性重視の機能が多く盛り込まれている点で他社のハイグレードモデルより価格が高くなりやすい傾向があります。
他社は火力や操作性、価格バランスに強みがありますが、デリシアは「使った後の快適性(負担軽減)」を重視するユーザーに向いています。
選ぶ際は、どこに価値を置くかを整理すると後悔しにくくなります。
7)仕様とカスタマイズ
デリシアは機能面だけでなく仕様やデザインの選択肢も用意されています。毎日使う設備だからこそ、使い勝手やキッチンとの調和も大切です。ここでは電源・電池タイプと外観の選び方を整理します。
7-1)電源タイプと乾電池タイプ
デリシアは電源方式により二つのタイプがあり、使い勝手や表示の見やすさ、価格帯に違いがあります。自分の暮らしや設置環境に合わせて選ぶことが大切です。
①電源タイプ(AC100V)
AC100V電源タイプは、家庭用コンセントから電源を確保するモデルです。
液晶ディスプレイが搭載され、表示が見やすく操作性が高い点が特徴です。アプリ連動機能(+Rレシピ)をフルに活用しやすい仕様になっています。
電源タイプのメリット
- 視認性の高い液晶操作パネル
- アプリ連動機能を使いやすい
- 電池切れによる操作制限がない
本体価格:約30万円〜40万円前後(設置工事費は別途)
電源タイプは操作性と機能性の両立を重視する方向けで、電池タイプより価格も高くなります。
②乾電池タイプ
乾電池タイプは、電源工事が不要で導入のハードルが低いモデルです。液晶パネルは非搭載ですが、基本的な機能はしっかり備えています。
乾電池タイプのメリット
- 電源工事が不要
- 設置コストを抑えやすい
- 基本機能はデリシアの快適性を押さえている
本体価格:約25万円〜35万円前後(工事費別)
液晶パネルがない分、電源タイプより本体価格が抑えられる傾向です。
機能面では差がありますが、基本的な快適性や自動調理、掃除のしやすさは共通しています。
7-2)天板の素材と色
デリシアは天板の素材・色を選べるため、キッチンの雰囲気や日常の使い勝手に合わせたコーディネートが可能です。素材やカラーの違いは見た目だけでなく、汚れの目立ち方や掃除のしやすさにも影響します。
①天板の素材:ガラストップ(強化ガラス)
デリシアの主流となる天板素材です。高級感のある光沢と、拭き取りやすさが特徴です。
ガラストップの特徴
- 綺麗で高級感が出る
- なめらかで油汚れが落ちやすい
- 焦げ付きにくい構造と相性が良い
- 割れにくい強化ガラス仕様
※強化ガラスは通常使用で簡単に割れるものではありませんが、強い衝撃が一点に加わると破損する可能性があります。
ガラストップは見た目が美しく汚れ落ちが良い一方、表面が白っぽい色だと油汚れが少し目立つことがあります。
②天板の素材:ホーロー
耐久性に優れた天板素材です。扱いやすさを重視したい方に向いています。
ホーローの特徴
- 耐久性が高く長期使用に向く
- 小さな傷がついても目立ちにくい
- 拭き掃除がしやすい
- 衝撃で割れる心配が少ない
ホーローは汚れが染み込みにくく、日常の扱いが楽な素材です。ガラストップ(強化ガラス)は割れにくいとはいえ、強い衝撃が一点に加わると破損する可能性があります。ホーローはガラスのように割れる素材ではないため、重い鍋の取り扱いに不安がある方でも安心感があります。
③天板の色バリエーション
デリシアは天板カラーも複数用意されており、キッチンの雰囲気や好みに合わせて選べます。色は見た目だけでなく、汚れの目立ちやすさにも影響します。
主なカラーバリエーション
- クリスタルブラック(黒系)
- ナイトブラック(黒系)
- プラチナミラー(シルバー系)
- ホワイト(白系)
- スパークリングガッパー(銅色系)
色選びはデザイン性だけでなく、日々の使いやすさも考慮することが大切です。毎日目にする設備だからこそ、機能と見た目の両方で納得できるものを選びましょう。
7-3)五徳
デリシアの五徳は、モデルによって標準仕様が異なりますが、純正部品として交換やカラー変更が可能です。見た目だけでなく、耐久性や汚れの目立ち方にも違いがあります。
①五徳:ホーロー
最も一般的な仕様です。ブラックやグレー系が中心で、落ち着いた印象があります。
ホーロー五徳の特徴
- 耐久性が高い
- 焦げ跡が比較的目立ちにくい
- 重みがあり安定感がある
- 取り外して丸洗い可能
焦げ跡や変色が気になる方は、暗い色を選ぶと目立ちにくくなります。日常使いの安心感を重視する方に向いています。
②五徳:ステンレス
一部モデルや交換用パーツとして選べる仕様です。金属の質感があり、デザイン性を重視する方向けです。
ステンレス五徳の特徴
- 高級感のある見た目
- キッチン全体と統一しやすい
- サビに強い素材
明るい色味のため、焼け跡や変色が目立ちやすい傾向があります。見た目を優先したい方に向いています。

8)デリシアを選ぶときの注意点
デリシアは高機能で快適性の高いビルトインコンロですが、設置条件や使い方によって満足度は変わります。購入前に確認しておきたいポイントを整理しておきましょう。
8-1)サイズを確認
ビルトインコンロには主に60cm幅と75cm幅があります。開口寸法に合っていないと取り付けできない場合があります。新築やリフォームで取り付けを考えている人も、サイズによる使用感の違いについては確認しておきましょう。
75cmタイプの特徴
- 鍋同士が干渉しにくい
- 大きなフライパンが使いやすい
- ゆとりのある調理スペース
60cmタイプの特徴
- 標準的なサイズ
- 既存キッチンに対応しやすい
- 価格を抑えやすい
現在のキッチン開口寸法に合っているか必ず確認しましょう。無理に大きなサイズを選ぶと設置できない場合があります。リフォーム時であればサイズ変更も可能ですが、追加工事が必要になることがあります。
8-2)ガラストップは強いが衝撃には注意
デリシアのガラストップは強化ガラスを使用しており、通常の使用で簡単に割れるものではありません。ただし、強い衝撃が一点に加わると破損する可能性があります。
注意したい場面
- 重い鍋を落とす
- 角に硬い物をぶつける
一方で、ホーロー天板はガラスのように割れる心配がありません。扱いに不安がある方は素材選びも大切です。
素材ごとの特徴を理解し、生活スタイルに合った仕様を選ぶことが安心につながります。
8-3)ガス種と設置環境を確認する
ガスコンロは都市ガス用とプロパンガス(LPガス)用で仕様が異なります。ガス種が合わないと使用できません。特にAC100Vタイプを選ぶ場合は、コンセント位置の確認も必要です。
購入前に確認すること
- 現在のガス種(都市ガス/LP)
- 電源の有無(ACタイプの場合)
- 既存コンロの開口寸法
ネット通販などで安く購入できても取り付けられなかったら意味がありません。自宅で取り付け可能かよく確認することが大切です。
9)まとめ
コンロは単なる調理器具ではなく、毎日の暮らしを支える設備です。火力や価格だけで選ぶのではなく、「どれだけ快適に使い続けられるか」という視点で考えることが大切です。
リンナイのデリシアは汚れにくさや時短、安全性まで含めて、日常の負担を減らすことができるモデルです。
料理を無理なく続けるための環境づくり。その価値に共感できるかどうかが、選ぶかどうかの判断基準になります。
毎日使うものだからこそ、自分の暮らしに合う一台を選びましょう。
川木建設では住宅や建築に関する豊富な知識と経験があり、長年地域のお客様に信頼をいただいております。
キッチンのリフォームや設備などでお悩みの方はお気軽に川木建設へご相談ください。